と疑問に感じている方もいるでしょう。
結論、未経験にオススメのJava資格は「Oracle認定Javaプログラマ Silver」です。
この記事で扱う主な内容は以下のとおりです。
1.Javaの資格の種類
2.各資格の難易度
3.おすすめの資格
4.資格を取るメリット
5.効果的な勉強法
Javaの資格の種類
Javaの世界における資格は多岐にわたりますが、特に注目すべきは「Oracle認定Javaプログラマ」です。この資格は、Java技術における公式のベンダー資格(※)であり、世界的にも認知度が高いです。
ベンダー資格とは?
ベンダー資格は、企業が提供する製品やサービスに関する知識や技能が一定水準以上であることを示す民間資格です。この資格を取得することで、個人はその分野における専門性と能力を証明できます。
一方で、プログラミングの基礎から学びたい方には、「基本情報技術者試験」がおすすめで、JavaだけでなくIT業界に必要な広範な知識を得ることができます。
Javaに関する資格を表にまとめました。
資格名 | コース | 合格基準 | 受験料 |
Oracle認定Javaプログラマ | Bronze Silver Gold | Bronze:正答率60%以上 Silver、Gold:正答率63%以上 | Bronze:16,500円 Silver、Gold:32,340円 |
Javaプログラミング能力認定試験 | 1級 2級 3級 | いずれも正答率60%以上 | 1級:7,800円 2級:6,400円 3級:5,200円 |
Android™技術者認定試験 | アプリケーション技術者認定試験 プラットフォーム技術者認定試験 | 非公開 | いずれも16,500円 |
各資格の難易度
「Oracle認定Javaプログラマ」「Javaプログラミング能力認定試験」「Android™技術者認定試験」3つの資格の難易度について詳しく解説します。
Oracle認定Javaプログラマ
Oracle認定Javaプログラマの資格は、Javaプログラミングの知識とスキルを証明するためのものであり、ブロンズ、シルバー、ゴールドの3つのレベルがあります。各レベルは異なる経験レベルと知識を対象としています。
- ブロンズ (Bronze): 入門者向けで、Javaの基本的な知識を測定します。プログラミング経験がない方やJavaを始めたばかりの方に最適です。
- シルバー (Silver): 基本的なJava開発スキルを持つ開発者向けで、Javaを使った開発プロジェクトでの問題解決能力も評価されます。Javaの基礎を理解していて、さらにスキルアップを目指す方におすすめです。。
- ゴールド (Gold): 高度なJavaプログラミング知識と自立した開発能力を持つ中上級者向けです。シルバー試験に合格していることが受験条件となります。
試験の最新バージョンはJava SE 11であり、Java SE 8も広く使われていますが、資格取得の際は最新バージョンの試験を受けることが一般的です。SE11に関する問題集もすでに発売されており、試験対策は可能です。
既にSE8の資格を持っている方は、特定の試験に合格することでSE11の資格に切り替えることができます。
試験の申し込みはピアソンVUEの公式サイトから行え、キャンペーンを利用して再受験が無料になる場合もあります。
Javaプログラミング能力認定試験
- 初級: Javaの基本的な文法やプログラミングの基礎知識に関する理解を測定します。プログラミング初心者やJavaを学び始めたばかりの方に適しています。
- 中級: Javaを用いた実践的な開発スキルと問題解決能力に焦点を当てます。基本的なJavaスキルを身につけ、さらにスキルアップを図りたい方向けです。
- 上級: 高度なJavaプログラミング技術と、複雑な開発プロジェクトでの応用能力を評価します。中級レベルの知識と経験を持つ方が対象です。
Javaプログラミング能力認定試験は、Javaに関する技術的な知識とプログラミングスキルを証明する資格です。この試験は、プログラミングの基礎から高度なテクニックまで、Javaの実用的な能力を幅広く評価します。
Android™技術者認定試験
Android技術者認定試験は、Androidアプリケーション開発に関する専門知識と技能を認定する資格です。この試験は、Androidアプリの設計、開発、デプロイメントに必要な技術的能力を評価します。
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- Associate Android Developer: Android開発の基本的な知識とスキルを評価します。初心者から中級レベルの開発者が対象で、Androidアプリ開発の基礎を押さえていることを証明します。
- Advanced Android Developer: 高度なAndroidアプリケーション開発スキルを持つプロフェッショナルを対象としています。複雑なアプリケーションの設計、実装、最適化に関する深い知識と経験が求められます。
各試験は、開発者のキャリア構築において重要なステップとなり、技術的能力と専門知識を証明する手段として価値があります。試験の準備には、公式のガイドラインやオンラインリソースを利用することが推奨されます。また、試験の申し込みは、各認定機関の公式サイトから行うことができます。
おすすめ資格
おすすめのコースはシルバーです。シルバー資格は、Javaの確かな基本を理解していることを証明でき、ブロンズよりも履歴書に書ける価値があります。また、ゴールド資格を目指す上での必要なステップでもあります。
資格を取るメリット
- スキルの証明:Javaの知識と技術力があることを客観的に証明できます。
- キャリアアップ:資格を持っていることで、就職や転職、昇進などの際に有利になることがあります。
- 自己成長:資格取得の過程で、Javaに関する知識や技術を深めることができます。
効果的な勉強法
筆者がJavaSilverを取得するのにかかった時間は100時間(2週間)ほどです。
新卒でIT企業に入社し2カ月ほどJavaの開発案件に携わった背景があるため、未経験の方には次のステップで学習していただけると、スムーズに合格できます。
簡単なJavaアプリを作ってみる
当サイトでは「Javaは無料で独学ですっきり学習できる」という事を発信しています。
下記のロードマップを見ながら、Javaで簡単なアプリを作ってみましょう。
動画教材もあるため20時間ほどでJavaのイメージが掴めると思います。Bronze試験を勉強するより楽しいはずです。
参考書黒本をひたすら演習する
参考書はこれ一本で大丈夫です。間違えても良いという気持ちで1週解きましょう。2週目以降は、間違えた部分の解説をみながら解き直しましょう。間違えた部分が無くなるまで繰り返し解きなおしたら、模擬試験を行い8割以上得点が取れていたら、試験に臨んでも大丈夫です。ビックリするくらい簡単に合格します。
まとめ
Java資格は「Oracle認定Javaプログラマ Silver」がおススメである事を、他資格と比較しながら紹介しました。本記事で紹介した学習方法であれば必ず合格できるはずです。
Java資格取得をキッカケに、Javaエンジニアへの転職にもチャレンジしてみてほしいです!